青葉市子ばかり聴いている

夜、青葉市子のインスタライブのアーカイブを見ていたら部屋の明かりを消したくなったので消してみた。部屋が真っ暗になった。ただそれだけだった。本当はデスクライトというか電球みたいなものが机のうえにあってそれだけが光っているのが理想なのだけど、そんなお洒落なものはこの部屋には存在しない。ただ部屋が暗くなっただけだった。

青葉市子はYoutubeのおすすめで知ったので私はYoutubeのおすすめを否定する権利を持っていない。しかしYoutubeは一体私の何を見てこんな動画をおすすめしてくるのか、と思うような動画ばかりお勧めしてくる。その辺の私の「知り合い」よりもずっと長い時間一緒に過ごしているくせに、である。まあでももらった本が読めないのだし、他人から勧められた音楽や動画なんて見ようとも思わないし面白いとも思わないのかもしれない。

学生時代にJ-POPやバンドにハマる、という経験をせずに育った。このアーティストの曲ばかり聞いていた、という時期がないから、昔聞いていた曲にいま出会っても、それを聞いていた時期の自分や空気を思い出す、ということもない。いまこの瞬間、昔聞いていた曲を聞いているという時間である、それ以上でもそれ以下でもない。

特定の漫画やラノベを読み耽るということもなかった。まあ別に今もないんだけど。そういう人が珍しく最近は青葉市子ばかり聴いている。