「朝食はパン派?ごはん派?」「目玉焼きにかけるのはソースか醤油か?」「イヌ派?ネコ派?」と人間を2つに分断したがるのは日本人だけなのだろうか。朝はヨーグルトとグラノーラだし、目玉焼きは嫌いだし、イヌもネコも好きではない。殊にイヌかネコか訊いてくる人は「どちらでもない」というと「どっちかっていったら!」とどうしてもどちらかを言わせたいのは何故なのかと思う。だからこういう質問に対しては、「どちらも嫌い」と言わなければならない。あるいは、ネコザメかイヌザメのどちらか好きなほうを答えておけばよかろう。ちなみにどちらも「いわゆるサメ」のような外見ではないが、ネコザメはネコザメ目でイヌザメはテンジクザメ目なので一応それなりの違いはある。「きのこの山かたけのこの里か」に対して「どっちも買わない」と答えた時の相手の反応などを見ると、案外人間を2つに分けたがるのは日本人の国民性で、だから「0か100か」みたいな議論しかできないのではないかと半分本気で思ったりする。
「インドア派?アウトドア派?」というのもよくある質問だが、別に家にずっといる訳でもないけれどスポーツやアウトドアアクティビティーが好きな訳でもなく、列車の中か水族館か美術館か文房具屋か喫茶店で1日を過ごして家に帰ってくる、というのはインドアなのかアウトドアなのかよくわからないので、定義不明瞭で質問に答えかねる、というのが答えになる。それがどっちであるかは受け取ったほうが決めるほかない。あなたがどうインドアとアウトドアを定義するかによって異なってくる。面倒くさいと思われたかもしれないが、定義不明瞭のまま問いを発する方が悪いので、私は悪くない。