「えきねっと」の割引が取れなかったので仕方なく飛行機にした。「週末パス」がなくなったのだから仕方がない。同じぐらいの狭さのシートに2時間40分は厳しいが、1時間なら耐えられる。鉄道はあれば使うのにない。だから大阪へは高速バスを使うし、山形や秋田や青森に行くのに飛行機を使う。
空港を使った、と言えるのはそこから出発したときに限るのかもしれないとちょっと思っている。到着だけの場合、制限区域エリアを探検できないし、なにより地方の空港だと飛行機の到着に合わせてすぐリムジンバスが出発してしまうから、何も見られないまま出て行ってしまうことが多い。
なにより阿蘇くまもと空港の制限区域内を体験せずに、阿蘇くまもと空港を利用したと言えるのか。制限区域内に熊本ラーメン、赤うし、馬刺し、寿司、お茶漬け屋。これで酒を飲むなというほうが無理な話だ。
というかもっとも、だいたいの人は行きと帰りで同じ空港を使うのだから、出発と到着、どちらかしか使ったことのない空港がいくつもある、なんて人はいないのかもしれない。
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ここ最近、何かしなければいけないことがある、という仮面が剥がれたときに、気分が落ち込んでいるな、と思う瞬間が増えた。そらあんな記事を書くようになるものだ。週末は疲れていた。読書の合間にベッドに横になるたびよく眠った。何時間眠ったのかわからない。読んでは眠り、眠っては読んだ。
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レヴィナスの「糧」と「享受」について。身体が何かを「享受」するためには、その対象は「外」になければならない。身体に対する世界の外部性を強調するために、糧を享受することで、身体は世界に養われている、という表現をしたのか、ということがなんとなく腑に落ちたので、今日はただそれだけでいいことにする。