去年も山形に行って、今年も山形に行った。山形駅ってどんな感じだったっけなと思い出そうとすると今年の夏に行った秋田駅しか思い浮かばない。去年行ったはずなのにもう思い出せない。山形駅に着いて改札を出たらようやく去年のことを思い出してきたけど、やっぱり秋田駅は山形駅に似ている。階段を上った先に改札口があり、東西を貫く広い木の通路、土産物屋を内包した待合室、駅直結のホテルと商業施設。物凄く乱暴に言うと違うのは改札が通路の北にあるのか南にあるのかといったことと、大きい商業施設が駅のどちら側にあるかだと思う。
帰りは(仕方なく)飛行機にした。たしかに空港に行くのは面倒だけど、保安検査場を過ぎれば密閉された待合室で座れるし、みんな大きな荷物は預けてしまっているので一人あたりが占有しているスペースは小さい。保安検査場を過ぎたらベンチとトイレと自販機しかないような小さい空港で、ずいぶんのんびりとしている。新幹線ではこんなことはない。待合室が混んでいたらホームで待たなくてはならないし、大きな荷物を担いで、数分の停車時間のうちに乗り込まなければならない。そして満席になった狭い座席に2時間40分も押し込められるのだ。
羽田空港の定時発着率が下がっている、ということだけど、私は羽田の定時発着があたりまえだった時代を知らないし、そもそも飛行機が定時で動くものだと全く思っていないのであまり気にしたことがない。地方空港の最終便なんて遅れるのが当たり前だと思っている。家からは羽田より東京駅のほうが圧倒的に近い。私の場合、速達性を求めている、というのは、トータルの所要時間ではなく、「乗り物の座席に座っている時間の短さ」を求めているのかもしれない。新幹線は2時間40分、飛行機なら正味1時間ぐらいだ。
乗ったのはエンブラエル190という、地方路線向けの小型機だった。確かに乗るのは地方路線ばかりだけど、100席もない飛行機に乗るのは初めてだ。小さすぎて座席にモニタがなく、安全のしおりをビデオではなくCAさんが実演している。100席ないので手荷物を一応預けたのだが、着陸後に手荷物受取場に現れた人数を数えたら7人しかいなかった。搭乗率は8割ぐらいだったと記憶しているが、三連休の中日だったからみんな日帰りで荷物が小さかったのか。真相はわからない。