12月31日
ここまで見返すと本ばかり読んでいる。他に何もしていないみたいだ。でも他にやることがないというか他にやるつもりもないのだから仕方がない。
『形而上学とは何か』(秋葉剛史/ちくま新書)を読み終える。形而上学ときいてすぐさまアリストテレスを連想してしまい、当時レヴィナスやフッサールといった現象学周りを読み漁っていたので「なんか古そうだな」と若干敬遠していたのだが、買ってみたら「性質」「因果」「人間の同一性」「自由」といったテーマを取り上げて分析している本で結構面白かった。分析哲学の一部で現代形而上学というか分析形而上学といったそういうものであるらしい。私達がふだん「ある」と信じて疑わないもの、そもそも存在自体を意識していないことについて問い直してみること。いや、そもそも「ある」「存在する」ということはどういうことか。でもここまで来ると逆に現象学みたいだな。近年の分析哲学が形而上学的・存在論的傾向を帯びているのは現象学の影響もあるらしい*1ので、あながち間違いでもないのかもしれない。本の内容は簡単かと訊かれたら嘘になるけれど、面白い。でもきっとコスパ・タイパ界隈の人は「難しいけど面白い」という体験はしない、というか最初から避けるのだろうなあと思う。時間がかかることはしなさそうだから。
夕食が終わったら自室に引きこもる。『全体性と無限』は12月に読み終わっていたのだが、付箋を貼った個所をトピックごとに手帳に書き写すという作業が全然終わっておらず、それを進めてやっと4部まで来た。本当は節とか章ごとに終わったタイミングでつど都度やればいいのだけど(『形而上学とは何か』はそのペースでできていたのでもう終わった)、そもそも山形に行きながら読んでいた本だし、紙の岩波で付箋を貼った個所を講談社の電子版にマーカーを引くという恐ろしく面倒な作業がくっついている。すごく頑張れば年内に終わるかなと思ったけど、まあこのブログを続けているうちには終わるだろう。時間がかかることが好きなのか、やっぱり手で書いている時間が好きなのか。
1月1日
講談社に使えるクーポンが今日までで、正月3ヶ日はポイントが2倍になるので『<子ども>のための哲学』(永井均/講談社現代新書)『新しいヘーゲル』(長谷川宏/講談社現代新書)『時間の非実在性』(マクタガート/講談社学術文庫)を買う。昨日までに4冊読み終えてるから問題ない。問題はしばらく読み終わりそうな本がないことだが、昨日の『全体性と無限』に関する作業も終わり、お陰でレヴィナス関係で積んでいる本を再開できるので何の問題もない。
『現代存在論講義 I』(倉田剛/新曜社)、『ウィトゲンシュタイン入門』(永井均/ちくま新書)、『レヴィナス 「顔」と形而上学のはざまで』(佐藤義之/講談社学術文庫)読む。ウィトゲンシュタイン入門なんて2023年の7月に買って途中まで読んで1年以上放置していたのだけど、形而上学とか分析哲学周りの本を読んでいるとウィトゲンシュタインが出てくるので、なんか手軽な入門書でもないかと探していたらそもそも昔買っていたのを思い出していた次第。
手帳の冒頭にあるマンスリーを2026年のものに入れ替える。ゆく手帳来る手帳。システム手帳の月間ダイアリーリフィルってだいたい前年12月~翌年3月まで入っていて、翌年の1月とかならともかく、前年の12月とか翌年の2月3月あたりって使わなくないか、と思いながら結局何にも使えないで終わっていく自分がいる。
今日から手帳のメモに使う紙をBindexの横罫線ホワイトからKNOXの横罫線6ミリに変えた。Bindexの横罫線ホワイトが、パッケージリニューアルと同時に紙まで変わってしまったためである。今までは結構渋めにインクがいたのだけど、新しい紙は薄さはそんなに変わらないのにインクがドバドバでて線がグラフィーロ*2並みに太く出る。それはそれでいいのだけど、罫線の幅が5.55mmぐらいしかないので線が太く出ると太いペンだと文字がつぶれて見えなくなる。そこで新年を機にKNOXのリフィルに変えることにした。スケジュールのリフィルはKNOXだからKNOXの紙の使い心地は知っている。でも上の見出し要らないからあと1行増やしてほしい。