鉄道旅行をし辛い世界になったね

久しぶりに「えきねっと」を開いて列車の事前予約*1をしようとしたら「この列車は事前予約できません」と出てきた。いつの間にか事前予約できない列車というものが存在するようになったし、予約内容によっては受け取りの駅に制限ができてたりする。なんだか面倒なことになっていたようだ。

観光列車の特別な席になるとネットでは買えませんというものがあったり、あまりに複雑な経路であったりすると経路の候補で出てくれず、仕方なく窓口に発券に行かざるを得ない時がある。前者はあまり興味がないが「18きっぷ」をあまり使いたくない私は基本的に複雑な経路の乗車券で旅程を組むことがままあり*2、何度か窓口で発券してもらったことがある。しかし昨今は駅の有人窓口は小笠原のアホウドリ並みのスピードで姿を消していて、残った窓口はいつ見ても大行列を成している。この阿呆のような経路の切符を出してもらうのに阿呆みたく長い列に並ぶのも阿呆みたいで、そもそも生活へのやる気を失っているのにこういうことをやる気力も起こらない。

そんな感じで、随分と「列車に乗るためだけの」鉄道旅行をしづらい世界になったと思う。私みたいな客がたくさんいるからこんなことになったのかもしれないので、最近は神戸への往復に夜行バスを使っていたり、九州に行くのに飛行機を使っていたりする。東京から長崎まで普通列車で行くのにわざわざ18きっぷのシーズンを避けて、ちゃんと東京から長崎までの乗車券を買うような人だった*3のだけど、わざわざそういうことするぐらいなら飛行機でいいやと思ってしまう。でも普通の人からしたらそれが当たり前なのかもしれないけれど。

*1:通常、JRの指定席は乗車1ヶ月前の10時が販売開始のところ、更にその1週間前から予約を受け付けてくれるサービス。ただし、必ず指定席が確保できるわけではない

*2:話すと長くなるので省略するが、要するにできるだけ長い距離の乗車券を買ったほうが安くなる、ということを利用するものである

*3:余談だがこのときも行きは在来線、帰りは新幹線という往復で経路が異なる往復乗車券を作りたいがために窓口で発券した。新下関~小倉間は新幹線利用と在来線で料金が異なり、本来は別経路扱いになるのだが、往復乗車券は作れる