2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

訪れた未来が正しい

まだ泊まったことがないから、という理由で徳島に行くことにした。まだ滞在したり泊まったりしたことがない県が2つあって、そのうちのひとつが徳島、もうひとつが佐賀。だから来年は佐賀に行こうと思う。 佐賀は伊万里の町を歩いたり、有田の陶器市を歩いた…

これが夏というものだ

家の近くまで帰ってきたら街から浮かれたような雰囲気を感じた。ほどなくして遠くから東京音頭が聞こえてきた。野球場じゃないところで東京音頭を聴くのが久しぶりだった。これはもうどこかで夏祭りをしているに違いない、と思って、ちょうど近くを歩いてい…

野球を観に行くテンションはコンサートや演劇を観に行くそれに近いけどもう4年以上観に行っていない

野球の試合を観に行くという場合、だいたいの人は好きなチームや選手の応援に行くか、単に同僚や友人とでかけたり酒を飲みに行ったりする口実にするだけなのだろうけど、私には別に好きなチームや選手がいる訳でも、酒を飲みに行く友人がいる訳でもない。 テ…

パスタサラダの倫理と豆腐バーの精神

パスタサラダはパスタサラダであって、パスタでもサラダでもない。サラダにしては野菜の量が少なすぎる気がするし、パスタにしてはパスタの量が少なすぎる。だから結局たんぱく質が取れるサラダと炭水化物という組み合わせにするか、たんぱく質の乗った炭水…

ドリームなごや号の思い出

名古屋発7時とかの電車に乗らないといけない場合はどうしても東京~名古屋間の夜行バスのお世話にならないといけない。朝がすこぶる苦手なので東京駅6時発の始発の新幹線なんてとても怖くて乗れない。 しかし大阪への夜行バスよりだいぶ距離が短いから、23時…

振替誕生日

「誕生日だから」という言い訳を、いつもと同じような、会社に行って仕事して残業して帰ってくるだけ、という日のなかで消化してしまうのがなんだか勿体ない気がした。 だからといって、今日が誕生日である、ということを無理矢理忘れてしまおうと思うのも、…

鉄道旅行をし辛い世界になったね

久しぶりに「えきねっと」を開いて列車の事前予約*1をしようとしたら「この列車は事前予約できません」と出てきた。いつの間にか事前予約できない列車というものが存在するようになったし、予約内容によっては受け取りの駅に制限ができてたりする。なんだか…

酒は飲めないということにしておこう

昨年やめたことに酒があって、年始に実家から戻ってきてから酒を飲んだのは祖母の通夜の1度しかない。外泊先で居酒屋に行くということもしなかった。私はアルコールの味がすこぶる苦手で、梅酒とかカシスとかそういう甘ったるい酒しか飲めない。それに酒を…

「魔女の宅急便」のクライマックスみたいな日

銀座伊東屋で買い物を終えたあと、いつもの通り丸の内の丸善まで歩いていったら、いつもより道に人が多い気がした。道を歩いている人が多いのではない。道に立っている人が多い。彼らは何かを待っているようにも見えた。今日何かここを通るんだっけな、と思…

義務教育の「いい子」

始めに断っておくが、これは特定の何かの事件について論じているのではない。 * 犯人の昔を知る人のインタビューでたまに見かけるフレーズに「昔は大人しくていい子だった」というのがある。自分自身がそういう「いい子」だったからなんとなくわかる気がす…

読書はするけど「読書」は(あまり)しない

3連休でhontoポイントが予想通り5倍になったので*1、阿呆みたいに紙の本を買ってしまった。本は基本的に電子で買う。本棚が小さいからである。だから読む頻度の少ない本は本棚を占拠させたくない。読んで何度も読み返すような気に入った本は紙で買いたいのだ…

木曜日は6番打者に似ている

木曜日は6番打者に似ている。6番打者は3番・4番・5番といういわゆる中軸(クリーンアップ)でもなく、7番・8番・9番という下位打線でもない。中軸ほど打力を期待されている訳でも、下位打線ほど期待されていない訳でもない。 木曜日ってそんな感じの…

詩人、「友達」、夢の中、国立

一度だけワークショップというものに参加したことがある。福間健二さんが講師を務められていた国立市公民館の「詩のワークショップ」というもので、確か月に1度ぐらい行われていたこれに毎回参加していたのではなく、申込みをしていない人でも飛び入りで参…

罰ゲームとしてのブログ

処方してもらった薬の副作用で「眠気」というものがあって、これが猛烈に眠い。食後に飲んで、PCで作業したり本を読んだりして、ちょっと疲れたなと思ってベッドに横になった瞬間にもう寝落ちていて、変な時間に目が覚める、というのを3日続けたことがあった…

空虚を生産している

ずっと手帳やトラベラーズノートにこのブログにあげていたようなことを書いてきた。それで十分だと思っていた。でもやっぱりそれではこの病んだ精神は物足りなかったのだと思う。手帳に書いているだけでは言葉は自分のもので、それをブログに置いた瞬間、そ…

危険な暑さ、と言われると外に出たくなるのもカリギュラ効果だろうか

最近は朝の5時30分に目覚める。歳を取ったのかもしれない。朝の6時とかになると、遮熱遮光のカーテンごしですら、外がもう真夏日になろうとしているのがわかる。昼間が夏日に達し始めた頃は、太陽の光が地球を少しだけ軽くしたような、そんな感じもしたのだ…

存在しないものが存在すると仮定された空間においてすら既に存在していないものについて考える行為

昨日あんなことを書いたけど、あれからちゃんと久しぶりにあの模型の実物を机の上に並べて、買った2両を繋げて、走っているところを想像したら、今日神保町のドトールでなんとなくこれ、という設定が浮かんできた。これならまあそんなに不自然ではないだろ…

「かもしれない」買い

「架空鉄道」で調べてもらえばわかると思うのだけど、鉄道ファンにも鉄道路線や鉄道会社を妄想して作るというジャンルが確かに存在する。私も鉄道路線を空想する、ということは昔も今も好きなのだが、実在の世界に架空の路線を作る、というのは不思議と昔か…

大人数の飲み会苦手症候群

学生時代のつながりで飲み会に行くと誰とも喋らない人生を送ってきた。誰とも喋らない時間がない時間がない大人数の飲み会なんて、少なくとも大学や高校関係の集まりで存在した記憶がない。むしろネットで集まった人たちとの飲み会のほうがずっと喋っていた…

好き、というのは状態ではなくて瞬間。

「お前に人を好きになるという気持ちがあるとは思わなかった」 大学2年の頃、彼女できたんだ、という話をサークルの同級生に言ったらこう返された。ああやっぱり自分ってそういうイメージなんだなと思ったけど、自分でも「人を好きになる」という感情が芽生…

未来はスーパーの買い物を考えるのに必要な献立をつくるぐらいの長さがあれば十分だと思う

自分の生存にあまり興味がないからか、将来起こるであろうことに対する想像力、というものが昔から欠けていた。だからオセロは弱かったし、「将来の夢は?」と訊かれてもただ答えに窮するだけだった。ただ流されるまま受かった高校に行って、受かった大学に…

「マスコミ映え」しない人生でありたい

大学生の頃、ラングストン・ヒューズが死んだ時に一体何を流したのだろう、と思って『ラングストン・ヒューズ事典』を読んだらちゃんと"Do Nothing Till You Hear From Me"と書かれていてこれは素晴らしい本だと思った。つまり"St. Louis Blues"でも"St Jame…

想像していたマティスが150キロでストライクゾーンど真ん中に投げ込まれてくる

東京都美術館で行われているマティス展を見に行った。アーティゾン美術館の「ABSTRACTION」という、その名をとおり抽象絵画を250点も集めた展覧会に行ったときに、秋にはキュビスムの展覧会があるから、やっぱりマティスも見に行かなければいけないのではな…

朝のラジオの苦しみ

実家でいつも流れていたのはテレビではなくてラジオだった。だから一人暮らしを始めたときも毎朝ラジオを流していたのだけど、ある日それをやめてしまった。このためにPCを開いてradikoを立ち上げるのが面倒くさかった、というのも確かに理由のひとつなのだ…

ブログでいいんじゃない。

私にもTwitterに依存した生活をしていた時期があった。アカウントを数100もフォローして、そのなかにはなんでもない個人も含まれていたり、1日に10数ツイートしたり、という人並みのTwitter生活をしていた。 でもそれも5年ぐらい前までだった。自分からTw…

私だけだったのかもしれない

近所のカルディから「つけてみそかけてみそ」が消えていた。この前買ったとき異様に賞味期限が短かったから、ひょっとしたら私しか買っていなかったのかもしれない。 この間も近所のスーパーからドライジンジャーが消えていて、代わりにドライデーツが売られ…

燕市があるなら鴎市があってもいい

燕という市があるなら、鴎という市があってもいいと思った。 たぶん海沿いにあるのだと思う。鴎がたくさん立ち寄るのだと思う。枝幸町にある「ゴメ島」は鴎の繁殖地だという(谷川健一『続日本の地名』)から、たぶんそうだと思う。ハーバーライトが朝日に変…