木曜日は6番打者に似ている

木曜日は6番打者に似ている。6番打者は3番・4番・5番といういわゆる中軸(クリーンアップ)でもなく、7番・8番・9番という下位打線でもない。中軸ほど打力を期待されている訳でも、下位打線ほど期待されていない訳でもない。

木曜日ってそんな感じの日だよな、と思う。水曜日ほど先を長く感じることもないし、今日を頑張ればおしまい、という訳でもない。そんなどちらでもなさを、木曜日という日に感じている。

でもそれは土日が休みの人の世界観であって、水曜休みの人にとっては月曜日みたいな感覚だろうし、月曜休みの人にとっては水曜日ぐらいの感覚なのだろうか。休みが社内カレンダーで決まっている、というような職場で勤めたことがないので、土日に働くことが平日に働くことと比べてどれだけエネルギーを使うことなのか想像できない。ひょっとしたらずっと打者一巡の猛攻なのかもしれない。その代わり夏休みやゴールデンウイークに10連休です、ということも想像できない。毎年毎年、カレンダーの曜日のめぐり合わせに一喜一憂している。

これを書き終わるころには木曜日は終わりかけていて、もう明日は金曜日。