ブログでいいんじゃない。

私にもTwitterに依存した生活をしていた時期があった。アカウントを数100もフォローして、そのなかにはなんでもない個人も含まれていたり、1日に10数ツイートしたり、という人並みのTwitter生活をしていた。

でもそれも5年ぐらい前までだった。自分からTweetをしなくなっただけではなくて、情報の収集の手段としても特にTwitterは重視していなかった。だからCEOがイーロン・マスクに変わろうが、APIが制限されてタイムラインが見えなくなろうが、特に生活に支障は生じなかった。大変そうだね、と思いながらInstagramを眺めていた。でもInstagramも週に2回しか更新しないし、100ぐらいしかフォローしていないのでタイムラインの流れも早くないし、「いいね!」をつけて回るのも更新のタイミングぐらい。だからタイムラインが見づらくなったりしても、実はあまり生活に支障は出ないのではないかと思っている。何かを書きたくなったら手帳にペンで書けばいい。だから手帳とペンがなくなったら困るかもしれない。

ThreadsはTwitterの代替になるか、という話題を見るけど、Twitterの代替を探すならThreadsではなくてブログでいいのではないかと思う。他人のツイートを見た瞬間、反射的に――古い言葉で言えば「動物的」に――RTやいいね!をすることもなくなって。140字に収めるために自分の都合のいいところだけを切り取ることもなくなって。立ち止まる。考える。一度自分の中で言葉をとどめておく。そんな時間があっていい。今どき、アフィリエイト目的でもないのにブログやる人なんていないのだろうけど。

そして、自分の見たくない記事はせいぜい見出しだけしか流れてこない。Twitterが本当にダメになったら、ブログでいいんじゃない。