路線バスを走らせている会社の夜行バスを選びがち

夜行バスに乗る時はなんとなくバス会社のバスに乗る。夜行バスを走らせているのだからどこもバス会社なんだけど、観光バスみたいな会社じゃなくて路線バスも持っているような会社ということである。別に今はその2つの区別はないのだが、単に好みである。だから未だにウィラーやジャムジャムエクスプレスに乗ったことがない。ジェイアールだの西武だの阪神だの、やたらと鉄道会社系のバス会社のものに乗っているが、これはただの偶然である。鉄道名を冠さないバス会社の夜行バスに乗ったのは関東バスの「ドリームスリーパー」ぐらいで、今回はそれ以来の鉄道名を冠さないバス会社のバス、神姫バスに乗った。神戸や姫路エリアを中心に路線バスを走らせている会社で、バスの愛称「プリンセスロード号」は「姫路」を英訳したものである。

全室個室であるドリームスリーパーは置いておいて、いわゆる普通の夜行バスと比べていいなと思ったのはプライベートカーテンが座席の横ではなく前後にまでついていることで、要するに簡易個室状態を実現できる。したがってリクライニングする時に前の人を気にすることもないし、後ろの人を気にする必要もない。これはよい。薄黄緑色ベースの塗装はあまり好みではないが、設備は良い。ちなみに、「プリンセスロード」ではない高速バス仕様のバスは白地に赤とオレンジで、これは神姫バスの路線バスの色合いに近い。

実は神姫バスのバスに乗るのは初めてではない。神戸のベイサイドエリアを走る「ポートループ」という連節バスに乗ったことがある。しかしこの「ポートループ」はネイビーに塗られており、2回も神姫バスに乗っているのにまだ普通の塗装のバスに乗ったことがない。

びっくりしたのは途中のトイレ休憩がなかったことで、車内のトイレを使って下さいという。まあ確かに私も雨が降っていたら休憩でも外に出ないし、出発時刻に乗車確認するのも手間だろうから、ある意味では合理的であるなと思った。

プリンセスロードは大阪を通らず、三田と三宮を経由して姫路に向かう。大阪なら5時40分から開いている天下の名店ニューYC*1があるのだが、神戸の場合はだいたい早くて6時30分開店である。だから遅延はしてもいいが、早着は困る。しかし結局三宮には20分早く着いた。

*1:唯一の欠点は喫煙可能店であるということである