GWは長い乗車券をつくる

来年のゴールデンウィークのホテルと飛行機を仕込んだ。飛行機は半年前だと遅すぎ、新幹線はまだ来年のダイヤが出ていない。悪く言えば中途半端な時期なのだけど、スターフライヤーとかスカイマークが1月末にGWの航空券を売り出すから、悪い時期ではない。ホテルはだいたいこの時期ぐらいがいい。目的地付近の東横インをとりあえず抑えておいて、あとでもう少しいい条件のホテルが出てきたらそっちに移る、ということができる。

ゴールデンウィークはどこも混む。だから普通列車に乗り続けている旅行をするのが一番理想なのだけど、半年前はまだダイヤが出ていない。だから今年のダイヤで仮に組むしかない。ゴールデンウィーク普通列車のダイヤは2月末にようやく出るので、場合によってはそこから全部旅程を組み直すということもある。割引きっぷの類もたいがい使えない。使えないから普通列車が空いているから仕方ない。

こういう時は普通の乗車券を如何に長い距離で買うか、ということだけを考える。そのほうがキロあたりの料金が安くなるからである。東京都区内→(東海道線)→尼崎→(福知山線)→谷川→(加古川線)→加古川→(山陽線)→岡山→(津山線)→津山→(姫新線)→新見→(芸備線)→塩町→(福塩線)→福山→(山陽線)→広島市内という変な経路の乗車券を作ったのも何年か前のゴールデンウィークだった。その昔、尾道→(山陽線)→倉敷→(伯備線)→伯耆大山→(山陰線)→鳥取→(因美線)→智頭→(智頭急行)→上郡→(山陽線)→東岡山→(赤穂線)→姫路→東京都区内というしょうもない切符を作ったら経由が全部券面に入り切らず、郡家から岡山まで「スーパーいなば」に乗った時に車掌さんと一悶着あったことがある。東京都区内→名古屋→(関西線)→木津→(学研都市線)→放出→(おおさか東線)→久宝寺→(関西本線)→天王寺→(大阪環状線)→京橋→(JR東西線)→尼崎→(東海道本線山陽本線)→兵庫→和田岬という乗車券を作ったらやはり券面に入り切らなかったのだが、入り切らなすぎて「えきねっと」で発券できず、「みどりの窓口」で発券してもらったら窓口の人に最後の1区間を手書きで書き足してもらった。