意識と無意識のあいだを漂う

4時30分に眼を覚ます。今日も寝落ちた。

それからは浅い眠りと覚醒のあいだを、波のうえに浮かぶように揺れている。眠りは無意識の入口に片足を突っ込んだぐらいの浅さしかない。または、波打ち際に立って、無意識の世界が波として寄せてきて、また引いていくような。明らかに現実ではないと現実の世界で認識できる映像が現れては消え、まだ現実に戻ってくる。現実に戻ってくると今日がまだ始まっていないことに絶望する。無意識が暗闇になって時間ごと飲み込まれてしまわない絶望。いつまでもその表層を揺れ続ける。夜なんて明けなければいいと願ったかつての私を嘲笑うかのように。時間はゆっくりと流れる。生きたいのか死にたいのか、あるいはどちらともいえない。

いつまで経っても流れきらない時間に、最後は根負けして体を起こす。どうせいつかはそうしなければいけない。それが早いか、遅いかだけの問題なのである。早いからといって活動できる時間が増えるかと言うと必ずしもそうではない。眠たくなりたくないときに眠たくなって、なんにもできないまま、今日のように寝落ちる。

口内炎がまだ治らない。