単純に深川めしを食べに来た人たち

家族*1深川めしを食わないかと誘われたので一緒に深川めしを食べた。家族とは店の前で集合しそのまま現地解散するとのことだから、単に深川めしを食べるために集まるようなものである。別に家の近所の店に行くわけではない。電車に30分ばかり揺られるようなところにある。家族の方も何をしに東京まで出てくるのかわからない。最近「抗うつ剤を飲んだ後で夜行バスに乗ったらどうなるのか」とか「生きていてもしょうがない」とかそういうことをブログに書いてばかりいるから、放って置いたらコイツは本当に自ら命を絶たれかねないと思われたのか、それとも誰の結婚相手を紹介されるのか、あるいは詐欺かのいずれかだろうと思って恐る恐る指定された店に向かう。家族は私の到着3分後にやってきたが幸い知らない人間はおらず、しかもこれより前に特にどこか特別な用事があった訳ではなく、この後は別行動をするという。つまり単純に深川めしを食べに東京に出てきたのであり、そして幸いブログの内容に関する言及はなかった。

去年も3月に中公文庫と中公新書の割引のクーポンが出ていたことはわかっていたので、今年もこの時期に出るだろうと思って中公新書のほしいやつは買わずに来ていた。ところが別に3連休でもないのにhontoポイントが5倍になるのは知らない。それはよくない。この週末で一体何冊の本を買ったのかは想像にお任せしたい。昔から頭が悪いので入門書の類を読まずにいきなり原著に突入してしまう。こういう癖がいまだに治っていないのだが、別に買ったからといってすぐ読まなければならない訳ではない。読むべきときに読めばいいのである。そういっていつ買ったかわからないベンヤミンをまだ積んでいるのだけど。そしていつか「源氏物語を読みたい」と思い、河出から出ている新訳を読みたいと思い続けているのだけど、当分そこには辿り着けそうにない。

*1:この場合の「家族」に父親は含まれない