キュビスムも結局具象画なのよね
国会図書館に行って、それから西洋美術館に行った。国会図書館のサイトには「混雑が予想されます」と来場者を脅す文面が表示されていたのだが、行ってみたら別にいつもの土曜日と変わらない混雑だった。たぶん今年の開館初日、5日は平日にしては混んでいたのだろう(休みの人もいただろうし)。年明けすぐにOPACの挙動が全く変わってしまったので私も最初少し混乱したし、職員を呼んでいる人もいた。年明けまだ国会図書館にアクセスしていない人は早く慣れたほうがいいと思う。国会図書館をうまく使うポイントはとにかくいかに早く複写すべき文献を判断して複写カウンターに行ってしまうかで、14時ぐらいならまだ10分ぐらいで複写ができる。これが15時30分ぐらいになると混む。20分ぐらいかかりますと言われるが10分ぐらいでいける。複写するまでもない資料、ノートやらに書き写すだけで済みそうな資料はあとでゆっくり書き写せばよい。
今年も美術館初めは西洋美術館だった。去年は西洋美術館の前に東京博物館に行っていて、3連休の初日は国立のなにかに行った後に西洋美術館に行くものになっている。土曜18時からの国立西洋美術館は空いている。ピカソだろうが*1キュビスムだろうが空いているのは空いていて、しかし来年のこの時期はモネである。モネは混むのだろうか。日本人はなんでか知らんがモネが好きだ。私はどっちでもないがわからんでもない。だからモネは別にいいかと思っていたが、上野の森でやっている「モネ 連作の情景」が意外といいらしいうえに来週から金曜土曜が20時までの開館になるらしい。そのうち東京都美術館でもモネが始まり、秋になると西洋美術館でもモネをやる。
キュビスム展は2回目で、前回は音声ガイドをうっかり借りてしまったため絵画を見るよりも音声ガイドを聴くことのほうに集中してしまうという音声ガイドの弊害だけを受けてしまった。しかし前期後期で展示替えはないはずなのに「ここにこんな作品あったか?」と思ってしまうところがあった。図録も買ったんだけどな。しかしキュビスムはあくまで具象画なのであって、やっぱり抽象画のほうが好きだなあと思う。まだ刺激がたりない。だって「静」物画だし。レジェの《Ballet Mécanique》ぐらいの刺激がほしい。
売店に行ったら西洋美術館名品選が2割引で売られていた。改版でもするんか。