今年はコレクション展に行こう

2023年に買った本がやっと読み終わった。しかし2024年に買った本は既に2冊読み終えている。昨日は本をそもそも持っていくのを忘れ、今日は本は持ってきたけど昼休みにドトールに持っていくのを忘れた。阿呆。今世紀最大の阿呆。

確かに今年は「◯◯美術館展」みたいなものは少なくて、今のところ首都圏で情報が出ているそういうのってモネぐらいのような気がする。先週まで上野の森でやっていて、今週から東京都美術館でもモネがあって、秋には西洋美術館でもモネをやる。なんでか知らんが今年はモネイヤーでもある。でも皆さんはそういう印象派~ポスト印象派の有名な画家とか、「◯◯美術館展」みたいな企画展じゃないと美術館に行かないんですか。

まあでも年末に出る美術雑誌の特集は翌年の「企画展」ばかりを取り上げるから、わざわざ常設展とか企画展でもコレクション展示を取り上げることはしない。だから企画展が激混みなのに常設展に誰もいないみたいな歪な光景が繰り広げられる訳だと思うが、眼を引く特別展がないからこそそれぞれの美術館の「コレクション展示」に眼を向ける年なのではないかと思う。

オーケストラだって海外の有名なオケを聞きに行くより地元のオケの定期演奏会を毎回聞きに行くほうが「わかる」近道なのだという言説も聞く。好きになった曲はスコアを買い、好きな演奏をスコアを見ながら50回聞けという言説もある。そうやって地元で見られるお気に入りの品を見つけて、それをじっくり見るような、あるいはそういう品を見つけるような、そんな年なのかもしれない。