日本橋三越の万年筆祭は5年ぶりではなく2年ぶりだと思う

日本橋三越の文具フェアに行った。3月で日本橋三越といえば「世界の万年筆祭」だったのだが、2019年を最後に行われなくなっていた*1。これが形を変えて出現したものと思えばよい。尤も、2022年に日本橋三越5FにSTAsがオープンした時にオープン記念イベントとして「万年筆祭」をやっていたので、正確にはこの時以来のイベントであると思う*2。この時は割と小さいイベントだったのでこの程度の規模感を想像していたら7階催事場の半分ぐらいを使った割とデカめのイベントで、しかも大袋に商品を投げ込み最後に会計をするという文具女子博方式を取っていたので、これは気づくと会計が平気で1万2万を超えるものである。

出展は大きく分けると「世界の万年筆祭」から続く万年筆メーカーに加え最近流行りのスタンプや木軸ペンといったところが中心で、やはり万年筆だけでは人は呼べないということに三越側も気づいてしまったのかもしれない。これに合わせて限定品を出している感じもしないし*3、セーラーは万年筆Buffetもインクすくいもしていない。そしてスタンプも木軸ペンも大して興味はないので、STAが売り出した藍染のペンケースを買って帰ってきた。これが思った以上に良品で、久しぶりに好きな青色のペンケースを買えたと思った。

それにしても2年前のSTAsオープン時には事前予約も何も必要なしにヌルっと売り場に立ち寄ってフワッと工房楔のシャープペンを買えたのに、今や事前予約が必要になってしまったところに、時代の流れを感じさせずにはいられない。

*1:私が初めて万年筆を買ったのは19年10月なので、実は行ったことがない。

*2:三越側は「5年ぶり」の開催を自称しているので、STAsオープンのイベントはなかったことになっている。

*3:STA限定商品がこれに合わせて発売されただけである。