ポストカードを時系列順にファイリングすることの問題点について

京都市京セラ美術館のミュージアムショップに行ったら竹内栖鳳の《絵になる最初》が売られていた。去年東京都近代美術館でやってた「重要文化財の秘密」に出ていたのに絵ハガキが来ていなかったので、今更ながら買った。昨年の展覧会のグッズを今更ながら買った訳である。さて私は展覧会のポストカードを時系列順ではなくある程度カテゴリ分けして収納しているため、《日本画》のカテゴリに入れればそれで済むのだけど*1、展覧会の順序で隙間なく並べてしまっていると結構大変なことになるんじゃないかという気がしてきた。何分去年のである。去年展覧会で何枚ポストカードを買ったんですかということになる。展覧会ごとにリフィルを変えていたらそんなに苦労しないのだろうけど、1つの展覧会で1枚とか2枚とかいうときもあるので、最大8枚ぐらい入るリフィルを1回の展覧会で変えていると訳がわからなくなる。それでまあある程度のカテゴリ分けのうえでポストカードを収納したほうがこういう事態になったときに取り返しがつきやすい。尤も、各地の美術館から作品を集めた特別展に行ったあとに、遠方地の所蔵館に直接行くということがそうそうない人はそこまで気にしなくていいのかもしれない。私の場合はよくある。この間もやまと絵展で出ていなかった平家納経のグッズを厳島神社で買ったような人である。

ミュージアムショップの横のカフェは京都らしくおばんざいを昼食に出す。京都に来るとなぜかおばんざいを食べてしまうのは本能的に旅先で野菜を取ろうとしているからかもしれない。おばんざいなので炭水化物が少ない。動物性タンパク質もほぼない。だから夜は京都駅の売店で売っている「近江牛弁当」みたいな適当な弁当でいいのに、なぜだか知らないがまたおばんざいの弁当を買ってしまった。旅行なんて炭水化物とタンパク質だけ食うようなものなのに、随分と炭水化物の足りない旅行になった。

*1:日本画」の定義とは何か、という議論はここでは省略する。