人が多すぎる

渋谷に行ったらホームの下の所に人が溜まっていて何が起こっているのだろうかと思ったら何も起こっていなかった。ただ単に何の理由もなく人が滞留していた。しかも人が埋まっていて動かないのは改札の中だけで、自動改札機を抜けたら今までの混雑は一体何だったんだ、というような感じの普通の夜の渋谷だった。

新宿から乗る時も「ホームが大変狭くなっております」という自動放送が流れていたのだが、ホームが狭いのではなく単に人が多すぎるのではないかと思う。日本政府や行政は今は日本の人口を減らすために大して子育て支援をろくにせず、そのうち「理想」とされる数値まで減りそうになったら、一定年齢に達したら強制的に結婚させるような法整備を進めているのではないかと勘ぐってしまうほどである。

しかしそんな中、羽田空港の第2ターミナルの国際線ターミナルや、羽田空港第3ターミナルに隣接する羽田エアポートガーデンは同じ東京都区内の休日夕方とは思えないほど閑散としていて味わい深かった。東京ソラマチの上の方を郊外のショッピングモール並みにぶち広げた感があって余計に人がいない感が強調される。第3ターミナルビルは初めて行ったのだが、ここから飛行機に乗ることはたぶん絶対にないだろうなとは思う。

羽田空港の中を初めてちゃんと歩いた。羽田から発つときは歩き回る余裕はないぐらいの余裕しか持たないし、店だってまだ開いていないからとっとと保安検査場を通過してしまう。帰ってくる時は店はだいたい閉まっている。徳島阿波おどり空港福岡空港はのんびり歩いたことがあるのに、羽田はない。羽田空港には第1~第3ターミナルには1つずつ文具屋があって、万年筆まで売られているのだが、果たして年に何本ほど万年筆が売れるのか、少し気になった。