もはや空虚ですらない

最近は毎週のように美術館に行っているのでもはやただの美術展感想ブログになっている。もはや空虚ですらない。郷さくら美術館に行き、東博に2回行き、麻布台ヒルズのギャラリーに行き、京都市京セラ美術館に行き、三十三間堂に行き、京博に行き、板橋区立美術館に行き、その間に宇都宮まで路面電車に乗りに行ったし、新宿で買い物をしたり恵比寿の有隣堂に行ったり、hontoポイント5倍の日に馬鹿みたいに本を買い込んたりしている。

最近色鉛筆を買ったので読書をする時間が減ったのはよくない。本なんて別に通勤時間に読めばいいのだが、最近はホックニーの『絵画の歴史』だの『日本の図像 琳派』だの、分厚いかデカいか分厚くて太いかのいずれかの本しか買っていない(そうでない本も買っているのだが、東京美術の「もっと知りたい」シリーズなので1~2日あれば読み終わる)。だから通勤の鞄に入らないし、そんな重くて太い本を持って通勤したくない。

最近は身体のほうが足りてない。大阪と東京でイベントをやっている。銀座伊東屋のポイントが倍になり、丸善ジュンク堂では2200円以上買うごとにスタンプを1個くれ、3個たまるごとにPontaポイントをくれる。前述の「もっと知りたい」シリーズの最近のものはだいたい1冊税込2200円ぐらいなので、これを買い集めていけばかなり無駄なくスタンプを貯めることができる。さいきん出た「日本の書」に、「円山応挙」「川瀬巴水と新版画」「禅の美術」を1冊ずつぱらぱらと買っていけばそれだけで4スタンプたまる。

そういえば河出のらんぷの本東郷青児なんてどこの本屋にも見ないのに、シュルレアリスム展の関連商品として平積みで置かれていたのは一体何だったのだろう。全国の書店の在庫をすべてあそこに集めてきたのではないか。京都のソワレが大好きなので東郷青児の本は一冊ほしいのだけど、税別1800円なのでこのキャンペーン的に一番困る本である。