街では誰もありがちな事だがこの世を私も信じるために

1年のうちには縁起のいい日というものがあって、その日に財布を使い始めることにした。今までそういうことにこだわらず使い始めたい日に使い始めていたのだが、2週間寝かせればそういう日が来るのならそれを信じてもいいのかなと思った。この世を私も信じるために。

散々青好きということを言っておきながら青色の財布を使うのは実は初めてである。青は少しカジュアル感が出るから黒のほうがいいみたいな話も聞くけど、どうせ人と飯を食ったり酒を飲んだりする機会なんてないので思い切り青いのにした。いまはアシュフォードのチェイサーというシステム手帳を財布にしていて、「クラシックネイビー」を自称しているが見た目はどう見てもダークグリーンである。その前はトラベラーズノートのパスポートサイズのネイビーを財布にしていたが、あれも青色には程遠い。その前はいたがきと丸善のコラボの財布を使っていたが、あれもネイビーを自称しているがダークブルーグリーンであり、要するにダークグリーンである。要するにフルタンニンなめしで染料で染めたレザーの「ブルー」はほぼ100%「グリーン」なので仕方がないといえば仕方がない。

それはいいとして生まれてこの方2つ折りの財布しか使ったことがないので長財布をちゃんと使えるか不安で仕方がない。冬はいいけど問題は夏である。まあでも鞄を持たずに外に出かけることなんて基本ないから大丈夫か。そして2つ折りの財布にはカードがたくさん入るのだが、いつの間にかカードでなくてはならないものはそんなに残っていなくて、ほとんどのものがアプリになっている。