年末年始日記(1)

12月27日

寝落ちして午前2時に目が覚めて、そこから風呂に入ってもう1回寝たら昼の12時まで寝ていた。

『初学者のための現象学』(ダン・ザハヴィ、晃洋書房)を読み終わる。思潮社装丁室が作ったような判型・厚さ・装丁・帯だが中身はなんというか文庫クセジュのような読み心地*1。前半部で現象学の概略、後半部で実際に簡単な現象学の実践を行うのだが、後半の相互主観性になると急に難しくなる。現象学、というとほとんどフッサール現象学(と少しハイデガー)の説明に終始する本が多い(個人の偏見です)なかでメルロ=ポンティサルトルにも言及するのがポイント。たぶん。というか現象学の文脈でサルトルに言及する本、あまり見かけない*2

税込5000円以上の買い物で年明けから使えるhontoポイント5倍クーポンをくれるというので『ワードマップ現代形而上学』(新曜社)と『現代存在論講義 II』(倉田剛、新曜社)を買う。「税込5000円以上」なので、今回はいかに税込5000円に近づけるのかがポイントであるが、欲しい本のなかでぴったり5000円に近づけるのがなかなか難しい。たぶんこれが限界。5倍のクーポンを手に入れたらあとはバカみたいに買うだけなのだが、そのためには年明けまでに取って読み、取って読みしなければならない。

12月28日

8時過ぎにチャイムが鳴って叩き起こされた。先々週の土曜日に駿河屋に発注していた荷物がもう届いた。最近の駿河屋にしては迅速な発送である。しかしAという商品を2個注文したはずが、いざ開けてみたらAというラベルが貼られていた商品のうち1つはBという商品だった。仕方なく問い合わせのメールを送ったら対応に4~6日かかるという。

駿河屋が送って来るもののを間違えたのは2回目で、前回は甲という商品を発注したら乙という商品を送ってきた。その時は乙という商品に乙というラベルが貼られていたから封入時の問題なのだが、今回はそれ以前の問題である。しかしどの時点で間違えたとか、もしこれが乙商品だったら買わなかったとか、なんか民法の問題でも解かされているのか。

『よくわかる哲学・思想』(ミネルヴァ書房)を読み終わる。『独学大全』でも紹介されているでおなじみ「やわらかアカデミズム」の「よくわかる」シリーズである。このシリーズはなんとなく社会学とか心理学の本が多いイメージだが哲学分野のも存在する。前半が西洋と「日本」の哲学史で、後半に哲学の諸問題をひととおりカバーする。見開き1ページに1トピック(西洋史なら哲学者1人とか)、参考文献も手厚い。特に後半部の現代の哲学の論点部分の参考文献が手厚いのはなかなか有難い。哲学史と哲学のトピック的なものを一冊でまとめたいなら購入を検討してもよろしいのではないでしょうか。判型大きいですけど。

*1:いちおう文庫クセジュにも『現象学』という本があり、著者はあのリオタールなのだが、かなり昔の出版で当時まだ日本では無名であり「著者についてはほとんどよくわからない」と書かれている。読んだことがないので初学者向けかどうかは知らない。

*2:いま試しに積んだままの『現象学という思考』(田口茂、筑摩選書)の全文検索で「サルトル」と検索したらヒットしなかった。